日々の記録。

2015年1月生まれ長女、2018年7月生まれ次女の姉妹育児中。WMの現在育休中。

『君は赤ちゃん』川上未映子

ベネッセの個人情報流出が2件あった私は、期日ギリギリでAmazonギフト券に変換しました。
その1000円があったので、普段なら購入しない単行本を購入。

それが、川上未映子の『君は赤ちゃん』

きみは赤ちゃん

きみは赤ちゃん


妊娠してからは、妊娠マンガやエッセイを買いまくり、妊娠中期に入ってからは産後エッセイや産後マンガを読みまくりだった私だけども、一回読んだら「もーいいや。ブックオフ売ろ」となるものも多かった中で、これは数少ない「とっておこう」本となった。買って正解。

最近の私の関心は産後うつとか産後クライシスで、陣痛はもちろん怖いのだけどそこはもうどうしようもないので、臭いものに蓋ならぬ考えないよー、触れないよーにして日々を過ごしているのだけれど、生まれた後の、夫婦の産後クライシスが本当に恐怖で、こちらは怖いもの見たさなのか、色んなブログを読み漁りーの、ニュース記事を読みーの、エッセイを読みーの。不安を募らせては、旦那氏に、「私、イライラして八つ当たりするかもよ」「旦那が育児参加しないと夫婦の危機が訪れるらしいよ」「うつになる気がする」などなどと、脅しをかける日々なのである。

例えば、こんなブログ記事とか

Web記事とか

を読んでは、旦那氏に読ませねば!と思うのだけど。しかし、もともと私と違って活字を好まぬ旦那氏、見せてもすんなり読むとはとても思えず、押し付けて無理やり読ませても違う気がするし、、というわけで、産後クライシスに陥入りそうになったら旦那に読ませるリストのブックマークが増えていく日々を送っている。

ただまぁ、ブログ記事ってやっぱり個人の日記的側面も多いので、体験がおもっきり属人的だったりして。

『君は赤ちゃん』も、もちろん個人の体験ではあるのだけども、やはり作家の視点というか第三者的客観性を失わない視点では書いてあり、そういう意味でもおもしろく、また、作家という人種であってもやっぱり産後はクライシスにおちいるんだ、てことはそうなんだ!!的安心感ももたらしてくれたりして。なぜだか読んでいて泣きそうになったりなどもして。

あー、旦那が活字嫌いでなければ即読ませるのに!!と地団駄。とりあえずこの本も、本棚の「その時がきたら旦那に読ませるリスト」に追加しておこう。